南海トラフ地震の歴史 南海トラフ地震 減災にむけて備える時代

416年に起きた地震の記録が日本書紀に記載されている。有史以来、日本は災害大国であり先人の犠牲の上に成り立っていると言っても過言でない。来る南海トラフ地震も歴史書を紐解けば過去に13回、約100年から150年周期で大きな被害をもたらしている。①白鳳地震②仁和地震③永長東海地震④康和南海地震⑤正平東海地震⑥正平南海地震⑦明応地震⑧慶長地震⑨宝永地震⑩安政東海地震⑪安政南海地震⑫昭和東南海地震⑬昭和南海地震である。
地震の予知はできないものの地震の発生周期は、地層や歴史文献などから概ね推測可能である。
いつ、どこで起きてもおかしくない地震大国日本。不測の事態に備え、今こそ総力をあげて減災に取り組む必要があるのではないでしょうか。
追記
家族防災会議を必ず開きましょう。①避難場所②避難経路③緊急連絡先④非常持ち出し品など
南海トラフ地震
南海トラフは、九州南部から四国、紀伊半島、そして駿河湾へと延びる水深4000級の溝のことである。南のフィリピン海プレートと北のユーラシアプレートとの境界部と考えてよい。フィリピン海プレートは、下に沈み耐えきれなくなった莫大なエネルギーが、大陸を揺れ動かし、津波をうむ仕組みだ。太古よりこれらの場所では、巨大地震が発生し、上記に記述したように、記録に実に13回残っている。その一例をご紹介しよう。
1498年、室町時代、南海トラフ沿いの地震が発生。記録にある被害分布が、安政の東海地震と類似し、四国でも地震が報告され、津波の被害も甚大で多くの村々を飲み込んでいった。その凄まじさは、当時内陸部にあった浜名湖と津波によって海と繋がるまでになった。この地震を明応大震災という。
他にも富士山大噴火を誘発したとされる最大級の宝永地震。『稲むらの火』で有名な1854年、安政東海地震そしてその後、安政南海地震が連動して起きている。
直近では、三河地震や1944年、昭和東南海地震。1946年、昭和南海地震である。三河地震については、戦時中ということもあり、詳しい資料がない。

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Nakabe Hiroshi

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